裁判員裁判事件“無罪判決”獲得のご報告

昨日11/21の夕方、当事務所の弁護士2名(久保田洋平・草道倫武)が担当していた裁判員裁判事件の判決がありました。

この裁判員裁判事件は、今月の初めに選任手続きがされ、6日間におよぶ審議、3日間に渡る評議の事件でした。

事件内容は、飲食店で居合わせた男性とケンカになり、腹部を蹴って死亡させたとして傷害致死罪に問われた事件です。

当事務所の両弁護士は、無罪主張で公判に臨みました。

裁判官は「腹部を蹴ったとは推認できない」と指摘し、また「第三者が危害を加えて生じた可能性を排斥できない」と述べられ、また、被告人が加えた暴行についても「身を守る範囲だった」として、判決は、「致命傷となったけがは第三者の暴行による可能性が排斥できない。暴行については正当防衛が成立する」として、無罪判決を獲得しました。

この事件に多くの時間を割いて苦労している様子を近くで見ていたので、この判決を受けて先生方の疲れも吹き飛んだものと思います。

事務局I