フジTV月9ドラマ「イチケイのカラス」

4月からフジテレビで「イチケイのカラス」(原作者(マンガ):浅見理都氏)という裁判所刑事部の裁判官を主人公にしたドラマが始まりました。

弁護士や検事が主人公のドラマはたくさんありますが、裁判所を舞台に裁判官が主人公というのはとても珍しいのではないでしょうか。

裁判官は基本的には裁判所内で執務を行いますし、動きが少ないのでドラマとして見どころを作るのはなかなか難しそうです。その昔、主人公の女性裁判官が自宅官舎の押し入れから担当事件の凶器が発見するという謎の展開のサスペンスドラマがありましたが、それくらい思い切らないとドラマに難しい題材なのでしょうか…。

「イチケイのカラス」はもちろんドラマならではの現実離れした展開が多々ありますが(裁判長がイケメン過ぎるというところが一番現実離れ?)、原作のマンガではかなり忠実に裁判所の様子や裁判官や関係者のマインドが描かれているのではないかと思います。4巻で終わってしまったのが非常に残念ですが、ドラマ化をきっかけにまた続編が描かれることを期待しています。

弁護士 佐竹