本と本屋と

 人々の活字離れによる書籍の不況が言われて久しく、さらに、Amazonや電子書籍の台頭により益々本屋の経営が厳しいと言われていますが、本屋のない市町村は全国で26%に上るそうです(本屋ない市町村、全国で26% 業界はネット書店規制を要望、懸念も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース)。もっとも、これは大手取次会社を経由して販売契約している新刊書店の数なので、独立系書店やブックカフェ、ネット書店、古書店は含まれていません。

 専門書は大型書店でないと見付からないことも多いのでついついAmazonや最近増えてきたサブスクの電子書籍に頼ることも多いのですが、やはり実際の本を手に取って選ぶ楽しみは格別です。町田駅には日頃お世話になっている久美堂や紀伊国屋等がありますが、近隣では個人的には多摩センターの丸善や若葉台のコーチャンフォーがお気に入りです。

 本屋受難の一方、角川武蔵のミュージアムやブックカフェやブックホテルなど、本好きな人にはたまらない空間も新しく誕生しており、本好きな人が生息する場は絶えることはなさそうです。

                                      弁護士 S