手書きからパソコンへ
7月12日から7月16日にかけて、令和5年度の司法試験が実施されました。
今年の司法試験は7月実施となりましたが、令和4年度と令和3年度の司法試験は5月、令和2年度の司法試験は8月、それ以前は5月でした。
令和2年度に8月実施となったのは、コロナ禍の中一度延期されたことによるものでした。そして、今年から法科大学院在学中の受験が可能になったことに合わせて、実施時期が5月から7月に変わることになりました。
そして、今後の大きな変化として、司法試験がこれまでの筆記による解答から、PCで受験する方式になることが発表されました。3年後の司法試験から解答形式が変更になるとのことです。
現在において、弁護士が直筆の準備書面などを作成することはまずないため、実際の職務に近い形になったといえます。また、字がよほど上手でない限り、手書きでの長文は、文字を読みとるだけでも一苦労です。
パソコン受験に変更されることで、受験生、採点者双方にとって利便性が向上し、良いことだと思います。
弁護士 濵口